【カイロ=金沢浩明】イラクの首都バグダッドで18日、4件の爆弾テロが起き、ロイター通信によると少なくとも167人が死亡、200人以上が負傷した。2月に米・イラク軍が本格的な民兵掃討作戦を始めて以来、1日のテロ犠牲者としては最大となった。
バグダッド中心部のイスラム教シーア派住民が多いサドリヤ地区では、駐車中の車が爆発し118人が死亡。北東部のサドルシティーでは、検問所での爆弾テロでイラク治安部隊を含めて少なくとも33人が死亡。病院近くの路上でも爆弾が爆発し11人が、ミニバスの中での爆発でも5人がそれぞれ死亡した。
一連のテロはシーア派を主な標的にしているとみられ、国際テロ組織アルカイダ系などのスンニ派過激勢力の犯行との見方があがっている。
スンニ派の武装勢力は今年になって、政権の中核であるシーア派や米軍などに対して銃撃やロケット弾などによる攻撃から、爆弾を中心とするテロ攻撃に戦略を切り替えたとされる。バグダッドでは12日には米軍管理区域(グリーンゾーン)内でも自爆テロが起き、テロを抑えるメドはたっていない。
NIKKEI NET 2007/04/19 (07:54)

