【ベルリン=下田敏、赤川省吾】欧州連合(EU)加盟国は25日の非公式首脳会議で、統合の将来像を示す「ベルリン宣言」を採択。政治・経済統合を一段と深化させるための枠組みを2年以内に立ち上げることで合意した。EU憲法に盛り込んでいるEU大統領や共通外相の創設、意思決定の効率化に向け、加盟国は調整を本格化する。
欧州統合の出発点であるローマ条約の調印から25日で50年を迎えたのを機に、27カ国は首脳会議で将来のEU運営を協議した。ベルリン宣言は「政治形態の見直しを続けなければならない」と強調、「2009年までに共通の基本原則を見直す」と明記した。議長国ドイツのメルケル首相は演説で「停滞は後退につながる。共通の外交・安全保障政策が欧州には不可欠だ」と述べ、統合深化を訴えた。
NIKKEI NET 2007/03/25 (23:26)

